豊橋競輪「開設77周年記念ちぎり賞争奪戦(GⅢ)」は28日、第12Rで決勝戦が行われ深谷知広(36=静岡)が最終ホームでカマした関東追走からの直線勝負で真杉匠に伸び勝ち、昨年12月の伊東温泉以来25度目のGⅢ優勝を飾った。2着は真杉、3着は菊池岳仁。

声優の安斎由香里から花束を贈られ勝利を喜ぶ深谷
突然の雷雨により第11Rは中止に。ナイター照明をともしての決勝戦となった。
小原がS決めて深谷―小原―菊池―真杉―新山―守沢―成田―棚瀬―岡本で周回。赤板過ぎに中部勢が前に出ると関東勢がそれを追う。新山の仕掛けに反応した菊池がホームでカマし、続いた真杉が車間を切る。それを追った深谷は間合いを取りながら直線勝負を選択。真杉との伸び比べを制して豊橋では14年の65周年以来2度目、通算では25度目のGⅢ優勝を飾った。
GⅡサマーナイトF(高知)から中3日の強行日程。悲しい出来事もあった。大会前夜の23日、深谷も急逝した故・伏見俊昭(享年50)さんのお通夜に参列。
「こういうところを走れる喜び、走れるだけで幸せだとあらためて感じたし、気合が入った。豊橋記念は愛知時代に優勝1回しかなかったのでうれしかった」
優勝賞金640万円を加算して、賞金ランキングは6位から4位に浮上。
「これからが勝負。オールスター(松山)はドリームレースにも選んでいただいたし、タイトルを取って(GPに)いけるように準備したい」
豊橋が生んだ怪童は、決意も新たに前を向いた。
(岡田 光広)
◇深谷 知広(ふかや・ともひろ)1990年(平2)1月3日生まれ。愛知県出身の36歳。静岡支部。96期生。通算1186走457勝64V。うちGⅠ優勝2度、GⅡ優勝5度。GⅢ優勝は25度目。師匠は金子貴志(75期)。1㍍69、79㌔。血液型B。
◆次走 優勝した深谷知広、2着の真杉匠、3着の菊池岳仁は松山GⅠオールスター(8月11~16日)。


